Web ライターの仕事は想像以上にきつい

私は、4年前から、ウェブに文章を書くいわゆる Web ライターの仕事をしています。
私は、幼い頃から文章を書くことが好きでしたが、ウェブライターという仕事があること自体、知りませんでした。
しかし、ある時、「月に3万円稼ぐ方法」とネットで検索したところ、 Web ライターという働き方があることを知りました。
「これなら私にもできるかもしれない」と思い、私は、クラウドワークスというサイトに早速登録しました。
すると、1500文字ぐらいで、芸能人のゴシップ記事をまとめる仕事があるのを見つけました。
情報はネットで調べて、それを自分の言葉でまとめるだけというすごく簡単そうな仕事でしたので、「私にもできるかもしれない」と、早速、私は応募しました。

すると、クライアントさんから「仕事をおまかせしたい」との返事があり、契約は成立。
そして、すぐに、記事の書き方や、マニュアルがクライアントから送られてきました。
「好きな芸能人はどなたかいらっしゃいますか?」とクライアントさんから聞かれたので、私は、「藤木直人さんが好きです」と伝えました。
するとすぐに、「藤木直人さんのプロフィールや、経歴、歴代の熱愛彼女について、記事を書いてください」と依頼され、記事の見本のようなものがメールに添付されてきました。
私は、それを見ながら見出しを作り、インターネットで情報を集め、その情報を自分の言葉でまとめていき、2000字近くの記事を仕上げていきました。

記事は、ワード形式で納品するということでしたので、私はその通りにしました。
ところが、記事を納品する段階になって、納品というボタンを押しても、エラーが出てしまいます。
私は、「これはどうしたことか」と初めてでよくわからなかったので、クライアントさんに「納品できるようお願いします」とメールを出しました。
しかし、その日は返事がなく、二日後に、「遅くなりました。申し訳ございません。こちらで納品して下さい」とクライアントから連絡がありました。
それで、指示通りに納品の手続きをしましたが、まだ納品がうまくいきません。
私は、「なぜなのか」と何度かクライアントに理由を尋ねました。
すると、翌日、クライアントから返事があり、ようやく納品できる状態になりました。
しかし、記事を見たクライアントからは、修正依頼が細かいところまであって、私は、記事の作成に何日もかかるような状態になってしまいました。
それでも、報酬はたったの400円でした。
私は、「やってられない」と思い、その仕事を途中キャンセルさせてもらいました。
そして、契約は終了になりましたが、最後に、お互いに評価し合うというシステムがクラウドワークスにありました。

途中棄権したことで、クライアントは機嫌を損ねたのか、私に対するコメント欄に、「このワーカーさんには注意してください」と書かれていました。
私は、悪質なクライアントのコメントに腹が立って、「何度も納品できる状態にしてくださいとお願いしたのにしてもらえなかった」と事実をコメント欄に書きました。
すると、クライアントは、さらにヒートアップしたのか、「このワーカーは、仕事が遅いので困りました」と嘘のコメントが入っていたのです。
私は、とても悪質なクライアントに驚いて、「こんなクライアントとは付き合いたくない」と思い、そのクライアントの評価をしないまま、無視しました。
これが私が最初の頃に出会った悪質なクライアントでした。
それから、長く仕事をしていますが、これほど悪質なクライアントは出会ったことがありません。