顧客要望と制作量の釣り合う提案をすること

3年前より、WEB事業部の営業サポート職として勤めています。業務内容は、人手不足ということもあり、ほとんどWEBディレクターのような仕事が求められます。営業サポート職ということで、ほとんどWEBの知識もなく入社したこともあり、失敗だらけではあるのですが、その中でも一番、記憶に残っているのは、工務店のホームページ制作依頼を受け、その中の1ページに大変苦労をしたことです。

その1ページというのは、先方の会社の歴史を紹介するページだったのですが、創業100年を超える会社ということもあり、古い写真を使いながら、日本の歴史と会社の歴史を合わせて紹介していきたいというご要望でした。先方がお持ちの古い写真を背景に敷き、画面左は日本の、右は会社の歴史紹介というように、デザインを構成しました。ここで大変だったのは、元々ホームページをスマホに、最適化したもので作りたいということだったので、その歴史ページを、スマホで閲覧した際にどのように見せるのか、という事に大変頭を悩ませました。ほぼ初めて担当する案件ということもあり、知識はほとんどなく、デザイナーさんとコーダーさんを大変悩ませて、かなりか作業も増やしてしまいましたし、お客さまへ、良し悪しをすぐにうまく説明してあげられないという葛藤も多く、大変頭を抱えました。

結果、レスポンシブサイトでも、閲覧者に少しでも楽しさを感じてもらえるようなモーションをコーダーさんとも繰り返し話し合い、先方に提案し、一つの形におさまり、無事にホームページを納品することができました。先方の担当者、社長まで大変気に入っていただき、お取り引き会社の方々からもとても評判が良いと、お褒めの言葉を頂戴しました。WEBディレクターとして、どのような提案をすれば、先方にも納得いただけ、なおかつ社内の製作陣にも、無駄な作業を発生させずに、良いものを作れるのか、ということを考えなければいけないと、肝に銘じる経験をしました。